最小侵襲人工膝関節全置換術
(minimally invasive surgical total knee arthroplasty;MIS TKA)
人工膝関節置換術(TKA)とは?
変形性膝関節症や関節リウマチなどにより、保存療法(手術以外の方法)では痛みのコントロールが困難となり、他の手術方法では対応できない場合に行う手術です。すり減った軟骨の部分を金属やプラスチックのインプラントで置換する手術です。除痛に優れた効果があり、O脚も改善されます。現在は、術後3~4週の入院で十分に歩いたり日常動作ができるようリハビリを行っています。
MIS TKAとは?
人工膝関節全置換術は大変効果的な手術ですが、手術侵襲が大きいため、術後に手術による疼痛がでるという欠点があります。数ヶ月たつと手術の影響による疼痛はなくなりますが、術後早期から痛みが軽いにこしたことはありません。以前は15から20cmほど皮膚切開を加え、大腿四頭筋という重要な筋肉を大きく切開し手術が行われてきました。8~11cmほどの皮膚切開で、大腿四頭筋の切離を最小限度に抑えるのがMIS 人工膝関節全置換術です。術後早期の痛みが少なく、筋力回復も早いという利点があります。
しかし、切開が小さいので手術手技が困難になるという問題点もあります。傷が小さくても大きな合併症が起きたり、正確に手術ができなければ本末転倒です。人工膝関節全置換術に関し経験をつみ、MISに関するトレーニングも終了した医師が担当いたします。
高度な変形、高度な肥満、重度な骨粗鬆症など、患者さんの要素でMIS 人工膝関節全置換術を行えない場合もあります。
![]() [ 変形性膝関節症術前 X線 ] |
![]() [ 人工膝関節全置換術 術後 X線 ] |
[ 患者さんのひざの中での 人工関節の動き ] |
[ 左の透視画像をイメージマッチング法にて 解析した人工関節の動き ] |
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